京都府庁旧本館に観桜祭を見に行った・2026年

3月末に鴨川の桜を見た後、丸太町通を西に約15分歩き、京都市上京区の京都府庁旧本館を訪れました。

京都府庁旧本館では、毎年この時期に観桜祭が行われます。

2026年は3月28日から4月12日まで開催され、10時から17時の間に建物内と中庭を拝観できます。

観桜祭ということですから、もちろん中庭に植わる6種7本の桜も楽しめます。

容保桜と紅一重枝垂れ桜が満開

京都府庁旧本館には、地下鉄の丸太町駅から烏丸通を北に進み、下立売通を西に曲がって5分ほど歩くと到着します。

駅からは徒歩約10分ですね。

京都府庁の大きな門の近くには守衛さんがいますが、何も言われることなく敷地内に入れます。

入り口の正面には、明治の文明開化を思い起こさせる、どことなくノスタルジックな建物。

京都府庁旧本館

京都府庁旧本館

これが旧本館です。

旧本館の玄関に観桜祭の案内が置かれているので、1部いただき中庭へ。

中庭の中央、円形の植え込みに囲まれて植えられている枝垂れ桜の巨木は、祇園枝垂れ桜。

祇園枝垂れ桜

祇園枝垂れ桜

東山区の円山公園にある、あの祇園枝垂れ桜の孫にあたる名木です。

空は雲が覆っていたものの、高所から垂らす枝に無数に咲く薄紅色の花が明るく感じられる。

やや散り始めていたものの、まだ多くの花を残し十分に楽しめる状態。

中庭の南西角に植わる容保桜(かたもりざくら)も背が高く、空に向かって伸びた枝に綿のように白色の花を咲かせていました。

容保桜

容保桜

京都府庁がある地は、幕末に京都守護職が置かれたところ。

守護職を務めたのは会津藩主の松平容保であり、その名にちなんで容保桜と命名されました。

ヤマザクラとオオシマザクラの特徴を併せ持つ珍しい桜で、他ではなかなか見られません。

中庭の南東角に植わる紅一重枝垂れ桜も満開。

まだ花の紅色が濃さを保っているので、しばらくは見ごろが続きそう。

紅一重枝垂れ桜

紅一重枝垂れ桜

紅一重枝垂れ桜の北には、八重桜のはるか桜があり、3分咲きから5分咲きといった感じ。

はるか桜

はるか桜

この桜は、思川(おもいがわ)と手弱女(たおやめ)の交配種と考えられ、平成27年(2015年)2月25日に福島県から、福島・東北復興を応援するシンボルとして、松平容保ゆかりの京都守護職上屋敷があった京都府庁に寄贈されたもの。

命名は、NHK大河ドラマ『八重の桜』で新島八重を演じた俳優の綾瀬はるかさんによります。

植えられた当時は、か細い枝のような木だったのが、11年経つと幹にたくましさが出ていました。

これからもっと大きく育ち、中庭の巨木の桜たちに負けないほど立派になってくれることでしょう。

2階から見下ろす桜

中庭を歩きながらだと、ちょっと桜を見にくいところがあります。

中庭全体の桜を眺めたいなら、旧本館の2階に上がるのがおすすめ。

先ほど見た容保桜を見下ろすと、ボリューム満点。

見下ろす容保桜

見下ろす容保桜

枝を四方八方に張り出し、中庭の結構な面積を占めているのがわかります。

容保桜の隣に植えられたオオシマザクラは、まだ5分咲きにもなっていない様子。

見下ろす大島桜

見下ろす大島桜

花の開花と葉を出すのが同時期で、満開になった時は、純白の花が葉に囲まれ薄っすらと緑がかったように見えるのが特徴的。

紅一重枝垂れ桜は、下からだと細長く見えたのが、2階からだときれいなマッシュルーム型に。

見下ろす紅一重枝垂れ桜

見下ろす紅一重枝垂れ桜

枝の上の方に花が密集しているため、下から見た時より紅色が一段と濃く感じられる。

中庭には、他に八重紅枝垂れ桜もあるのですが、まだ開花するかどうかといった感じでした。

中央の祇園枝垂れ桜が終わりを迎えると、八重紅枝垂れ桜が見ごろになっていると思います。

旧本館では、旧知事室も公開されていたので見ていくことに。

入り口では、京焼・清水焼のまゆまろが3体お出迎え。

清水焼のまゆまろ

清水焼のまゆまろ

以前の観桜祭では、まゆまろも登場しましたが、今年もやって来るのでしょうか。

旧知事室は、天井からつるされたシャンデリアが暖色系に灯り、室内を豪華な雰囲気に彩っていました。

旧知事室

旧知事室

いや、実際、床も赤いじゅうたんが敷かれ、気品ある机やテーブルが置かれ豪華なんですけどね。

南向きの窓が人の背より高く、日射しが室内によく入ります。

現代の上場会社の社長室でも、こんなに豪華ではないと思うのですが。

観桜祭に訪れた際は、旧知事室もご覧になってください。

3月末で、京都府庁旧本館では、紅一重枝垂れ桜と容保桜が見ごろで、4月5日まではきれいに咲いていそうです。

祇園枝垂れ桜はこれから終わっていきそうですが、代わってオオシマザクラと八重紅枝垂れ桜が華やかになってくるはず。

また、3月28日から4月5日の期間は、18時から20時まで夜桜ライトアップも実施されているので、日中に観桜祭を見られない場合は夜に訪れると良いでしょう。

私が訪れた時間は12時30分頃で、中庭に100人くらいいたと思いますが混雑しているようには感じませんでした。

旧本館カフェ「salon de 1904」も営業しており、昼食を食べている方が大勢いらっしゃいましたよ。

この後は、神泉苑に桜を見に行きます。

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